噛む刺激と脳の活性化
歯と歯を噛み合わせた時の刺激は、歯根にある歯根膜から脳に伝わり、その刺激は、脳における感覚や運動、さらには記憶や思考、意欲を司る部位の活性化に繋がります。
そのため、歯が無くなると、脳が刺激されなくなり、脳の働きに悪影響が生じます。
歯を守ることは、脳を守ることにもつながります。
お口から全身までのトータルケアを
お口は「全身の健康の入口」です。
歯の働きは食べるという咀嚼機能だけではありません。
歯やお口の健康は、全身の健康と深く関係しています。
歯周病と全身疾患
歯を失う主な原因である歯周病は、細菌感染によって起こります。
その歯周病の原因となる細菌は、血液中で繁殖し、全身を巡り、さまざまな疾患リスクを高めます。
特に、血管を狭める原因となるアテロームに歯周病菌の存在が確認されており、動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞との関連性が認められます。
歯周病を予防することは、全身の健康維持のために大切です。
【歯周病菌による疾患リスク】
- 脳梗塞
- 脳血管に詰まった血栓に歯周病菌の存在が確認されている。
- 狭心症・心筋梗塞
- 心臓の血管を詰まらせる血栓に歯周病菌の存在が確認されている。
- 肺炎
- 歯周病菌が気管に入り込み、肺炎となることがある。
- 動脈硬化
- 動脈硬化を起こす血管内に歯周病菌の存在が確認されている。
- 肥満
- 歯周病と診断された人が4年後の健診時にメタボリックシンドロームの指標が高くなっている。
- 糖尿病
- インスリンの働きの低下により、合併症として現れる。
- 骨粗鬆症
- 歯槽骨も脆くなり、歯周病も進行する。
- 低体重児・早産
- 歯周病炎症により陣痛が促進され、早産となる可能性がある。
噛み合わせと全身バランス
噛み合わせのバランスが悪くなると、筋肉の緊張などにより全身のバランスにも悪影響を与えます。
自覚できないようなわずかな噛み合わせのズレや噛み癖が影響する場合もあります。
定期的に、噛み合わせをチェックしましょう。
【噛み合わせによる影響】
顎関節症・歯ぎしり 肩こり 腰痛 頭痛
M.O.デンタルクリニック 検見川浜では、
身体的・心理的に満足度の高い
全身の健康を維持するための
口腔環境をつくることを目指します。
お口の健康は、全身の健康やQOLの向上につながります。
生涯に渡って、お口の健康を維持するためには、
ただ痛い歯を治すだけでなく、お口全体を診て、
病気にならない口腔環境をつくることが大切です。
